2023年6月21日、日本ボクシングコミッション(JBC)から、プロボクシング元世界4階級王者・井岡一翔さんがドーピング検査で採取された検体が大麻成分(THC)の陽性反応を示していた発表があり話題になっています。
何が話題になっているかというと・・・
- WADAの基準値に達してなく試合続行には影響せず
- なぜ昨年大晦日(2022年12月31日)後に検出されたものを今このタイミングで発表するのか
という部分ですね。
一体、何があったのでしょうか?
井岡一翔の昨年末ドーピング検査結果!世界戦直前に発表したなぜの理由!
なぜ2022年年末の試合のドーピング結果を今発表する必要があったのでしょうか?
実はJBCと井岡選手サイドには過去にゴタゴタがありました。
タトゥーによるJBCルール違反
井岡選手は、タトゥーを入れていることで有名です。
そして、過去の試合でタトゥーを隠さずに試合をしたことが話題になったことがありました。本人的にはファンデーションを塗って薄くなるよう隠す措置を取ったのですが、塗っていたものが剥がれて段々濃くなってしまったそうです。
決して意図的にタトゥーを見せる意図はなく、汗や激しい接触などで浮き出てしまいあくまで想定外の出来事であったことをJBCに伝えたそうです。
しかしながら、丁度この件について井岡選手側にアメリカのボクシング専門サイトからインタビューがあり、その内容が誤った解釈をされた結果、JBCルールや処分対象となったことに徹底抗戦・問題提起を行っていると伝わってしまいました。
この件について、JBCは井岡と所属ジム会長の木谷卓也さんを厳重注意処分とすることを倫理委員会で決定し発表しています。
潔白だった薬物疑惑問題
また、過去にJBCは井岡に薬物疑惑を報じて揉めたことがありました。
2020年12月、井岡選手はWBO世界同級王者時代に元世界3階級制覇王者・田中恒成さんと試合が決まった際のドーピング検査にて、大麻成分と禁止薬物が検出されたことがありました。
しかしながら、JBC側に検体の管理態勢の不手際や検査の不備が重なっていたためJBCは違反と認めずに処分なしと発表、記者会見を開いて井岡に謝罪していました。
この際、井岡選手は・・
井岡一翔 – Wikipedia
- JBC執行部の責任を認め、現役員が退任すること
- 個人情報がマスコミにリークされた原因を追及し明らかにすること
- ドーピング規定を整備し、ドーピング検査を国際基準に準拠させること
- 井岡・田中両選手に対して誠意ある謝罪をし、名誉回復措置を講じること
かなり強めの要望をしています。それだけ井岡選手やその家族の名誉が傷つけられたということだったのでしょう。
このように、井岡選手とJBCは過去にゴタゴタがあったわけですね。
それらを鑑みると・・・
なぜ世界戦直前の発表だったのでしょうか?
それはやはり、井岡選手との過去のゴタゴタが原因であると考えられます。
お互いに謝罪したり謝罪させられたりと、明らかに不仲ですよね。
しかも社会的な損失が出るレベルでのやり取りであったワケですから・・・。
そうでなかったとしても過去のエピソードから、そのように勘ぐってしまいますよね。
ジム側・JBCは過去のやり取りを引きずっており、いまだに関係を修復していないといえます。
ボクシングファンとしては、なんとか関係を修復して欲しいですが・・。
世間の反応は・・・
しかし凄まじいタイミングだな。 試合3日前だよ。これ前回の試合後の検査だからな。 1週間前ならまだ試合までに気持ちを落ち着かせること出来るし、前日とかならもう試合モードでアレコレ考えるのは試合後って切り替えるのも可能かもしれんが、3日前って。 JBC前回謝罪させられたから、今回井岡に一番精神的ダメージ与えられる日にぶつけてきたな
井岡一翔ドーピング検査で大麻成分検出、規定以下の微量のため24日世界戦は開催へ JBC発表(日刊スポーツ)のコメント一覧 – Yahoo!ニュース
井岡側には先月の26日に結果は通知されていたそうですよ。JBCにも前回の怨念は少なからずあったとは思いますが(笑)、この1ヶ月の間に井岡側が誠意ある対応なり積極的なコミニュケーションなりをはかっていたならこのような事態は防げたように思えてなりませんね。
井岡一翔ドーピング検査で大麻成分検出、規定以下の微量のため24日世界戦は開催へ JBC発表(日刊スポーツ)のコメント一覧 – Yahoo!ニュース
純粋に井岡選手を応援する立場から言うと、なぜこの段階でのJBC発表なのだろうかと。統括団体JBCとジム側のコミュニケーションはどうなっているのかと考え込んでしまう。
井岡一翔ドーピング検査で大麻成分検出、規定以下の微量のため24日世界戦は開催へ JBC発表(日刊スポーツ)のコメント一覧 – Yahoo!ニュース
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